こんにちは、元小学校教員のまつこです。
この記事では新しく小学校教員になる人たちへ向けて
- 着任までに準備しておきたいもの
- マストではないがあったら便利なグッズ
- 着任時にはまだ準備しなくても良いもの
を紹介します。
こんな人におすすめ
- 4月から小学校の先生になる人
- 学校で使える便利グッズを知りたい人
- 教員の人へプレゼントをしたい人
参考にしていただけたら嬉しいです。
着任までに準備しておきたいもの
まずは小学校教員になったら必ず使うもの・着任までに準備しておきたいものを紹介します。
印鑑
勤務初日から事務的な手続きの際に使用します。
時代は少しずつペーパーレスになってきていますが、学校は紙での書類がとても多いです。特に教員になりたての方は給与や年金関係等、様々な書類を作成することになります。
書類を溜めてしまうと非常に面倒です。その場ですぐに提出することができるように、印鑑を用意しておくことをおすすめします。
印鑑は使用頻度が多いので、私は仕事用のかばんの中に常に入れていました。
ちなみに、2月・3月の成績処理や学籍処理の際には、訂正印(ひとまわり小さいサイズの印鑑)も必要になる場合があります。訂正印はすぐになければいけないものではありませんので、着任してから周りの先生方に聞いてみるのが良いでしょう。
かばん
仕事用かばんは、A4サイズが入る大きさのものを用意しましょう。
形はトートバッグ型・リュック型などお好みのもので大丈夫です。私は革素材のトートバッグを愛用していました。自転車通勤の先生や、体育担当の先生はリュックを使っている方が多かったです。
個人情報保護の観点から、パソコンを持ち運ぶ機会はありません。そのためパソコン用のかばんは用意しなくても良いですよ。
礼服
着任式、入学式などにすぐ使います。新卒の先生はリクルートスーツでもあまり違和感はありませんが、卒業式などにも着用しますので、礼服(ブラックフォーマル)は一着以上用意しておきましょう。
式典用に胸につけるコサージュもあると良いです。
男性は黒のスーツを基本に、中は白シャツではなく薄い色付きシャツなどでもかまいません。
また新一年生の担任になることが決まったら、入学式は真っ黒ではなく明るめの色を取り入れて「怖くない柔らかい雰囲気」を出しましょう。
入学式や卒業式の服装についてまとめた記事がありますので、詳しく知りたい方は参考にしてください。
式典や行事の服装は、学校や地域によっても多少の違いがあります。迷ったときには同僚の先生方に聞いてみると間違いがありません。
学校の先生は面倒見の良い方が多いです。安心して聞いてみてくださいね。
ジャージ
ジャージ上下は体育の授業の時に必要です。私は体育の前に更衣室で着替えてから体育の授業をしていましたが、先生によっては体育のある日は朝からジャージで過ごす方もいました。
その学校の雰囲気等もあると思いますので、通勤時・教科の授業時の服装については着任時に確認をしてみると良いかもしれません。
また、体育は専任の先生がいる学校もあります。
どっちにしろ、小学校で働くことになると運動会の練習等でもジャージが必要なことがあります。少なくとも1着は用意しておくと良いでしょう。
上履き
校舎内で履く靴のことです。
体育館専用の「体育館履き」と校舎用の「上履き」とを別に用意しないといけないなど、必要な種類は学校によっても変わってきます。学校長との面談等で事前に確認をしてから購入すると良いです。
私は靴紐が解ける心配のないスリッポンを履いていました。
マグカップ
職員室での休憩用に一つあると便利です。職員室では、ポットやケトルが置いてあり、温かいお茶やコーヒーを飲むことができる学校がほとんどです。
お気に入りのマグカップが一つあると、気分も上がって仕事も捗りますよ。
教員になる予定の友達へのプレゼントとしてもおすすめです!
(タオル)ハンカチ
ハンカチは給食の前の手洗いの際に毎日使用する必需品です。種類としては、水分をしっかりと吸収してくれるタオルハンカチがおすすめです。
私は肩に下げた名札の紐にタオルハンカチをクリップでつけていました。
学級用のティッシュペーパーは学校の消耗品として配られることが多い印象ですが、柔らかいタイプのものを使いたい、という方は学級用・職員室の机用に持っていっても良いかと思います。
最低限の筆記用具
採点用の赤ペンなどは学校の事務室にありますので、自分で準備しなくても大丈夫です。(事務用品に関しては学校・地域によって多少の違いがあります。)
初日の出勤時には特に、メモをすることが多いと思うので、書きやすいボールペンが一本以上あれば良いでしょう。そして事務の先生や学年の先生に、筆記用具はどのように用意しているか聞いてみると良いと思います。
私は、赤ペンや名前ペン、ボールペンなどは学校の消耗品を使用していましたが、メモを取ったりする際のボールペンとシャープペンシルは自分のお気に入りのものを使っていました。また、同僚の先生へのちょっとした連絡にかわいい付箋などもよく使っていました。
デザインや使い心地など、自分のお気に入りの文房具があればモチベーションも上がり、仕事が楽しくなりますね。
あったら便利なグッズ
ここでは「絶対に必要!」というわけではありませんが、あると便利なグッズを紹介します。
腕時計
学校は各教室に時計がありますので、腕時計がなくても不自由なく生活できます。
腕時計は出勤時や遠足や校外学習など、学校の外で活動する際にあると便利です。私は毎日つけていました。
安全のため、体育の授業の際には外しましょう!
マウス・マウスパッド
学校では一人一台のパソコンが割り当てられます。
私の学校で使っていたパソコンはコード付きのマウスがあらかじめ配布されました。Bluetoothでつなぐコードレスのマウスが使いやすい方は、そちらを持っていっても良いかもしれません。
また、マウスの滑りをよくするマウスパッドは私にとっては必需品でした。
マウスパッドは自分の好きなキャラクターのものを使っていました。仕事時に必ず目にするものなので、好きなキャラクターやスポーツ選手のデザインだとテンションが上がって良いですよね。
これに関しては配布されたパソコンのタイプにもよりますので、用意するのは着任後にしましょう。
先生用の手帳
少し大きめの本屋の教育関連本のコーナーにいくと、学校の先生が使いやすいように作られた手帳が売られています。一般的な手帳と大きく異なる部分は「時間割が書けるようになっている」ことです。
4月始まりで、3月末までの時間割を書き込むことができます。また、ちょっとしたことをメモしたり、自分の頭の中を整理したりする場としても使うことができました。とても便利です。
私は、この「TEACHER‘S LOG NOTE」を5年間くらい毎年使い続けていました。
とても使いやすくておすすめの一冊です。
スタンプ
「よくできました」や「がんばったね」と書かれている先生用のスタンプです。
インクがあらかじめ入っているものと、スタンプ台にポンポン押しながら使うタイプの2種類があります。学校で使用する場合はスタンプ台を使うタイプがおすすめです。
はじめは「インクが入っているものの方が便利かな?」と思っていましたが、すぐにインクがなくなってしまいました。替えのインクも売っていますが、インクを入れ替えるのが面倒でした。
スタンプは本当に様々な種類があり、購入する際には迷ってしまうことでしょう。キャラクターものは子どもたちに人気がありますが、流行りが終わってしまうと正直使いにくいです。
また、担任する学年によっても子どもたちのお好みのスタンプが変わるかもしれませんね。
6年生の担任をするのであれば、おすすめはこちらのスタンプです!
6年生の社会で学習する歴史上の人物スタンプは、子どもたちからのウケがとっても良いです。
職員室にはスタンプをたくさん持っている先生が2、3人はいました。初任の頃はそのような先生にお願いすると貸してくれることもありますので「自分のものは着任してからゆっくり買う」のも一つの方法です。
キッチンタイマー・タイムタイマー
タイマーは時間を伝えるのにクラスに1つあるととても便利です。計算プリントをするときや、自習タイムをとるときなどに使っていました。また、学習だけでなくイベントなどのゲームにも使うことができます。
学校によってはクラスにひとつずつ配布されていることもありますので着任後に確認してから購入しましょう。
この「タイムタイマー」という時計は残り時間がが視覚的にわかります。こちらも、おすすめです。
チョークホルダー
チョークを触っても手が汚くならず、また、短いチョークも最後まで使うことができる優れものです。
各学級にあらかじめ配布されていることもあります。確認をしてからの購入をおすすめします。
画鋲抜き
こちらもチョークホルダー同様、あると便利なグッズです。
高学年になると、自分達で掲示物を貼ったり剥がしたりする活動ができるようになります。この画鋲抜きがあると、子どもの少ない力でも簡単に画鋲を外すことができ、外した画鋲が散らばらないため安全でもあります。
私の学校には、クラスの画鋲ケースにすでに画鋲抜きが入れてありました。学校の事務室で貸してもらえる場合もありますので、事務の先生や学年の先生に聞いてみると良いと思います。
穴あけパンチ
しっかりとしたもの・大きなものは事務室に行けば置いてありましたが、クラスにもひとつは欲しい、とても便利なツールです。
小さなものでよければ、100円均一でも購入することができます。
卓上カレンダー
私は職員室の机の上に置いて使っていました。日付や曜日をすぐに確認することができますし、パッと見て1ヶ月間、1年間の見通しがもてるのでおすすめです。
毎日眺めることになると思いますので、ぜひお気に入りのものを探してみてください。
着任時にはまだ準備しなくても良いもの
「必要だと思って事前に用意をしていたら、学校の備品としてすでに置いてあった・・・。」
そんなショッキングなこともしばしばあります。
ここでは、着任時にはまだ用意する必要のないもの(着任してから学校に確認しつつ、必要ならば購入したら良いもの)を紹介します。
採点用ペンなどの文房具類
文房具類は消耗品として一通り学校にあります。図工で使用するのりや画用紙なども同様です。
ボールペンや鉛筆・消しゴムなどは、着任後に、事務の先生や学年の先生方に聞いてみてから足りないものをそろえたらそれで充分です。
私は自分ではほとんど文房具は購入していません。
私物としては、お気に入りのシャープペンシル・ボールペンと、友達や妹からお土産でもらった文房具を少し使用していました。そのほかは全て事務室にあったものを使っていました。
事務系の物品に関しては地域や学校ごとで決まりが異なっていますので、ご自身の学校に合わせて用意すると良いでしょう。
バインダー
研修会等で使う頻度が高いバインダーですが、私の働いていた学校では印刷室に大量に置いてあり、使いたいタイミングで自由に使うことができました。
これも学校によりけりですので、着任後に確認をしてください。
バインダーは1つあると便利ですので、お気に入りのものを購入しておいても良いかもしれませんね。
プラスチック製のボックス
プリント類を入れて使います。職員室から学級へ教科書やプリントを持ち運ぶ際に使ったり、学級に置いて提出物を集めたりと、多岐にわたって使用することができます。
ボックス類は、転勤した職員が置いていったものが学校に残っている場合があります。あまりものがないか同僚の先生に確認をしてみると良いでしょう。
もし、ないようであれば学校の近くの100円均一などで同じサイズ、形のものを複数個購入するのがおすすめです。
ホイッスル
学校の持ち物に関する記事を読むと、「ホイッスルは買うべき」と書かれている記事がいくつかありました。
でも、私はホイッスルは持っていませんでした。
体育の授業の際は、手で鳴らすタイプのホイッスルが倉庫に置いてあり、そちらを使用することができたからです。ホイッスルが学校にないかどうか、一緒に働く先生に確認をしてみてください。
手で鳴らすタイプのホイッスルは、子どもたちが使い回すこともできるので便利です。
まとめ
この記事では新任の小学校教員の方に向けて、着任時に必要なものや、逆に準備する必要のないものについてまとめました。
まとめ:着任時に必要なもの・準備する必要のないもの
- 着任までに準備しておきたいもの
印鑑、かばん、礼服、ジャージ、上履き、マグカップ、ハンカチ、最低限の筆記用具 - あったら便利なグッズ
腕時計、マウス・マウスパッド、先生用の手帳、スタンプ、キッチンタイマー、タイムタイマー、チョークホルダー、画鋲抜き、穴あけパンチ、卓上カレンダー - 着任時にはまだ準備しなくて良いもの
採点用ペンなどの文房具類、バインダー、プラスチック製のボックス、ホイッスル
新しく教員になるの皆様の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まつこ
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