こんにちは。元小学校教員のまつこです。
この記事では子どもの「話す・聞く」力を育てる「1分間スピーチ」のネタ・テーマを紹介します。朝の会の時間や国語の学習などでぜひ取り組んでみてください。
こんな人におすすめ
- 小学校の先生
- 子どもたちの「話す・聞く力」を高めたい人
- 1分間スピーチのネタ・テーマをとにかくたくさん知りたい人
「1分間スピーチ」とは
「1分間スピーチ」とは、その名の通り1分間でおこなうスピーチです。
1人あたり1分という短い時間でのスピーチなので、隙間時間を有効活用することができます。また、短い時間だからこそ集中して友達の話を聞くことができ、「話す力」だけでなく「聞く力」もつく活動です。
1分間スピーチはいつやる?
国語の時間を使っておこなうのももちろん良いのですが、日直の人が朝の会でスピーチをしたり、座席順に数人ずつ、毎日取り組むのも良いですね。
メモも何もない状態でいきなり1分間の話をするのは少しハードルが高いですので、子どもたちには事前に原稿を作ってもらっておくことをおすすめします。
スピーチではその紙を手元に置いて、困った時には見ても良いということにしておきましょう。少しずつ顔をあげて話すことができるようになれば良いのです。
小学生の1分間スピーチは何文字が目安?
アナウンサーなど、普段から話し慣れている人が1分間で話す文字数は、大体300文字程度です。
小学生の場合、もう少しゆっくりと話したりつまずいたりすることも想定して200〜250文字くらいの原稿を準備すると十分かなと思います。
私が教員をしていた頃は400字詰め原稿用紙の真ん中を切って半分にしたものをクラスに常備して、1分間スピーチの原稿を書くための用紙にしていました。1分間スピーチをする数日前に子どもたちに紙を渡して、事前に原稿を考えてもらうためです。
1分間スピーチを学級の活動に取り入れてみませんか?
1分間スピーチのネタ・テーマ集
それでは、スピーチのテーマ例を時期ごとに紹介します。
4月〜夏休み前まで
はじめは自己紹介に近いものから選ぶとやりやすいですよ。
- 私の好きな〇〇
- 私の苦手な〇〇
- 私の趣味の話
- 将来の夢
- ○年生(去年)の1年間で楽しかったこと
- ○年生で楽しみなこと
- ○年生になって頑張りたいこと
- 夏休みにやりたいこと
- 春といえば・・・
- 夏といえば・・・
夏休み明け〜冬休み前まで
夏休みの話や、行事の話が盛り上がります。
- 夏休みに楽しかったこと
- 好きなアイス
- 私の好きな行事の話
- 運動会の思い出
- 修学旅行で印象に残っているエピソード
- 秋といえば・・・
- 冬休みにやりたいこと
- クリスマスプレゼントをもらえるなら何が欲しい?
冬休み明け〜修了式(卒業式)まで
1年間スピーチを続けてきて、慣れてくる頃。少し難しいお題にも挑戦できます。
- 冬休み楽しかったこと
- 今年の抱負
- 初夢の話
- 冬といえば・・・
- もしも生まれ変わることができたら
- ドラえもんの道具が一つもらえたら
- もしも100万円があったら
- このクラスの好きなところ
- YouTuberになったら何がしたい?
- テレビに出られるなら何にでたい?
1年を通して
他にもこんなテーマはいかがでしょうか。
- 最近ハマっていること
- うれしかったこと
- 今までで一番がんばったこと
- びっくりしたこと
- 悔しかったこと
- 行ってみたい国
- 私だけがの知っている豆知識
- 〇〇家のマイルール
- 家族の話
- 自分が小さい頃のエピソード
1分間スピーチは、何度か繰り返しやっていくうちに上手になっていきます。はじめは自己紹介に近い、考えやすいテーマを選び、徐々に少し難しいテーマにしていくと良いでしょう。
まとめ
この記事では子どもの「話す・聞く」力を育てる「1分間スピーチ」のネタ・テーマを紹介しました。
まとめ:1分間スピーチのネタ・テーマ集
- 4月〜夏休み前まで
はじめは自己紹介に近いものから選ぶとやりやすい! - 夏休み明け〜冬休み前まで
夏休みの話や、行事の話が盛り上がる! - 冬休み明け〜修了式(卒業式)まで
1年間スピーチを続けてきて、慣れてくる頃。少し難しいお題にも! - 1年を通して
1年間いつでも使えるテーマも。
他にも小学校の先生に向けた記事を書いています。現役の先生方のお役に立てたら嬉しいです。
よかったらのぞいてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まつこ
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