こんにちは。元小学校教員のまつこです。
「グー」「チョキ」「パー」の3種類の手を使って隙間時間に手軽にできる遊び、「ジャンケン」。そのルールの単純さやバリエーションの多さから、ジャンケンは幼児や低学年でもクラスのレクリエーションで楽しむことができます。
この記事では小学校でのレクリエーションにおすすめのジャンケンを18種類紹介します。私が教員だったころに子どもたちとやっていたものを中心にまとめました。
日常のちょっとした隙間時間や、学級レクリエーションなどでぜひ取り組んでみてください。
皆様の参考になれば幸いです。
こんな人におすすめ
- 小学校の先生
- さまざまな種類のジャンケンを知りたい
- 子どもたちとジャンケン遊びを楽しみたい
おもしろジャンケン18連発〜2人でできるジャンケン
①あとだしジャンケン
「ジャンケンポン、ポン」のリズムでおこなうジャンケンです。
【やり方】
1.ジャンケンをする前に、出題者が「勝ってね」(または「あいこを出してね」「負けてね」)と指定します。
2.ジャンケン「ポン」で出題者が手を出します。
3.次の「ポン」で、回答者は出題者の手を見ながら勝てる手(あいこの手、負ける手)を出します。
4.回答者が事前に言われた通りの正しい手を出せたら勝ちです。
「あいこ」→「勝ち」→「負ける」の順で難易度が上がります。
②全身ジャンケン
体全体を使ってジャンケンをします。
【やり方】
1. じゃんけんをする前に、「グー」、「チョキ」、「パー」のポーズを確認します。
ポーズは自分達で考えたものでOKです。
例えば、グーはかがんで小さくなる、チョキは足を交差する、パーは大きく手足を広げる、などが考えられますね。
2. 「じゃんけん、ぽん」のリズムで体全体を使ってじゃんけんをします。
全身を大きく動かすので、体育の学習のウォーミングアップなどにもおすすめです。
③両手ジャンケン
その名の通り、両手を使ったジャンケンです。
【やり方】
1.「ジャンケンポイポイ」のリズムで両手それぞれグーチョキパーのどれかを出します。
2.「どっち出すの?」「こっち出すの」と言いながら、二つのうちから一つ選んで出します。
相手が出した手をよく見て、勝てる手を考えるのが楽しいですよ。
④新聞紙ジャンケン
学級レクリエーションなどで盛り上がるジャンケンゲームです。
【やり方】
用意するもの:新聞紙(2人で1枚)
1.広げた新聞紙の上に乗りながらジャンケンをします。
2.1回負けるたびに、乗っている新聞紙を半分に折っていきます。
3.新聞紙から落ちた人が負けです。
グループになって、複数人の人が1枚の新聞紙の上に乗っても楽しいです。
⑤あいこでドーン
【やり方】
1.ジャンケンをします。
2.ジャンケンの勝ち負けは関係なく、あいこになるまでジャンケンをします。
3.あいこになった瞬間に「ドーン!」と言いながら人差し指を出して、相手を打つ真似をします。
4.先に「ドーン!」と反応できた人の勝ちです。
ジャンケンは「運」の要素がとても強いですが、このジャンケンは瞬発力が試されます。
⑥たし算ジャンケン
たし算に慣れてきた小学2年生から楽しむことができます。
【やり方】
1.ジャンケンポン、で指を1本〜5本出します。
2.出された指の数をささっと足して、1番先に正しい数を答えられた人が勝ちです。
レベルアップをして、たし算ではなくひき算やかけ算にするのもおすすめです。
人数が増えると難易度がアップしてさらに楽しいですよ。
おもしろジャンケン18連発〜学級レクリエーションでおすすめのジャンケン
⑦開脚ジャンケン
【やり方】
1.ジャンケンをします。
2.負けた人は足を10センチずつ開いていきます。(長さは大体で大丈夫ですよ。)
3.足を開きすぎて耐えられなくなったら負けです。
体が柔らかい人の方が有利なジャンケンです。異学年交流や体育のウォーミングアップにもおすすめです。
⑧ぐるぐるジャンケン
体が温まるジャンケンです。
【やり方】
1.ジャンケンをして負けた人は勝った人の周りを一周します。
2.2回連続で負けてしまったら2周、3回連続で負けてしまったら3周と周数が増えていきます。
負けたら負けるだけ運動量が増えていきます。私が教員の頃は冬の体育の授業前にウォーミングアップとして楽しんでいました。
⑨あべこべジャンケン
【やり方】
代表者(学級なら先生)が掛け声を担当してください。
1.「ジャンケンポン」あるいは「ジャンポンケン」と言いながらジャンケンをします。
2.「ジャンケンポン」のときは、そのまま勝った人が勝ちです。
3.「ジャンポンケン」のときは、あべこべなので負けた人が勝ちになります。
先生の掛け声をよく聞いてくださいね。
⑩たたいてかぶってジャンケンポン
【やり方】
用意するもの:かぶるもの(ヘルメットや防災頭巾など)、たたくもの(新聞紙の棒など)
1.「たたいてかぶってジャンケンポン」の合図でジャンケンをします。
2.負けた人は自分の頭をかぶるものでガード、勝った人は相手の頭をたたくものでたたきます。
3.ガードすることができれば、そのまま続けます。たたかれてしまったら負けです。
反応が遅れるとたたかれてしまいますよ。
おもしろジャンケン18連発〜多人数が楽しいジャンケン
11.多いもの勝ちジャンケン
【やり方】
1.「多いもの勝ちジャンケン、ジャンケンポン」の合図でジャンケンをします。
2.その名の通り、1番多い手をだした人が勝ちです。
勝者がたくさんでるところがおもしろいジャンケンです。
大人数でのジャンケンは「あいこ」がどうしても多くなってしまいますが、多いもの勝ちジャンケンは何度も「あいこでしょ」をしなくて済むところも魅力です。
慣れてくると、みんなが出す手をわかるようになってきます。何度かやる時には「グーなし多いもの勝ち、ジャンケンポン」と一つ前に勝った手を無くすと手がばらけるのでおすすめです。
12.少ないもの勝ち
多いもの勝ちの反対のルールでおこなうジャンケンです。
【やり方】
1.「少ないもの勝ちジャンケン、ジャンケンポン」の合図でジャンケンをします。
2.その名の通り、1番少ない手をだした人が勝ちです。
多いもの勝ちとは反対に勝者を少なくしたい時に便利なジャンケンです。
13.進化ジャンケン
「へび(床を這う)→うさぎ(ジャンプ)→くま(四つ這い)→人間(歩く)」と勝つたびに進化をしていくジャンケンです。
【やり方】
1.初めは全員へびさん(床を這う)の状態でスタートします。
2.へび同士でジャンケンをして、勝ったらうさぎに変身します。(ジャンプ)
3.うさぎになった人は別のうさぎを探してまたジャンケンをします。
4.うさぎに勝ったら今度はくまに変身します。(四つ這い)
5.くまに勝てば最後は人間に進化することができます。(歩く)
6.人間になった状態で別の人間に勝った人が優勝です。
進化をする動物をみんなで決めたり、新たなルールを追加したりと子どもたちに合わせて内容を変えて楽しんでくださいね。
14.ドーン!ジャンケンポン
平均台の上や、S字に引いた線の上などでするジャンケンゲームです。
【やり方】2チームに分けて行います。
1.第一走者が両端からスタートします。
2.相手チームの子に会ったらドーン、とハイタッチをしてジャンケンをします。
3.勝ったら前に進めます。負けた人はその場で降りて、次の人がスタートします。
4.ジャンケンに勝ち続けて、相手チームのスタート地点まで行けたら勝ちです。
休み時間に子どもたちだけでも楽しめる遊びです。
15.生き残りジャンケン
【やり方】
1.全員、起立します。
2.前に立つ代表者(学級なら先生)とジャンケンをします。
3.負けた人&あいこの人はその場に座ります。
4.勝ち続けた(生き残り続けた)最後のひとりが優勝です。
クラスでジャンケンが1番強い人は果たして誰でしょう?プレゼントをかけてジャンケンをしても楽しいですね。
16.チームジャンケン
3、4人のチーム対抗でおこなうジャンケンです。
【やり方】
1.チームに別れて「グー」「チョキ」「パー」の中から出す手を考えます。
2.「ジャンケンポン」の合図でチーム全員で出す手をコールします。
3.あいこの場合は、続けずにまた相談タイムを入れます。
相手チームが何を出しそうか、チーム全員で考えるのが楽しいですよ。
17.王様ジャンケン
【やり方】
1.王様の前に家来が並びます。
2.挑戦者は家来とジャンケンをします。
3.勝てば前に進むことができます。(負けたらスタートからやり直しです。)
4.家来に勝ち続けて、最後の王様に1番最初に勝てた人が優勝です。
家来の数は学級の状況に応じて変えてくださいね。
18.ジャンケン列車
【やり方】
1.音楽を鳴らして教室を歩き回ります。
2.音楽が止まったところで近くにいる人とジャンケンをします。
3.負けた人は勝った人の後ろについて列車になって歩きます。
4.それを繰り返していくとどんどん列車が長くなって…最後は1つの長〜い列車が完成します。
5.先頭の人が優勝です。
みんなで長い列を作る過程がとても楽しいです。
まとめ
この記事では小学校でできる面白いじゃんけんのルールを紹介しました。日常のちょっとした隙間時間や、学級レクリエーションなどでぜひ取り組んでみてください。
まとめ:小学校でできる面白いじゃんけん18連発
- あとだしジャンケン
- 全身ジャンケン
- 両手ジャンケン
- 新聞紙ジャンケン
- あいこでドーン
- たし算ジャンケン
- 開脚ジャンケン
- ぐるぐるジャンケン
- あべこべジャンケン
- たたいてかぶってジャンケンポン
- 多いもの勝ちジャンケン
- 少ないもの勝ちジャンケン
- 進化ジャンケン
- ドーン!ジャンケンポン
- 生き残りジャンケン
- チームジャンケン
- 王様ジャンケン
- ジャンケン列車
皆様の参考になれば嬉しいです。
学級で子どもたちと一緒に楽しんでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まつこ
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