こんにちは、元小学校教員のまつこです。

式典の服装って、迷いますよね・・・。
小学校教員の入学式や卒業式の服装について、元小学校教員の私がお伝えします!
この記事はこんな人におすすめ
- 4月から小学校の教員になる人
- 式典の服装に迷っている小学校教員の方
入学式編
ピカピカの1年生が入ってくる入学式。会場は紅白や桜の花の飾りをはじめとするポップであたたかな雰囲気に包まれていることでしょう。
そんな入学式には、会場と同じようにあたたかな雰囲気のある服装がおすすめです。
新入生(1年生)の担任の場合
女性・・・明るめセットアップ+コサージュ
白や薄いピンク、ベージュなど明るめの色のセットアップがおすすめです。ボトムスはパンツでもスカートでもどちらでも良いです。
胸元はコサージュで華やかに。
黒色のストッキングはNGです。ストッキングが必要ならベージュのものを選びましょう。
担任は新入生と一緒に入場することが多いです。
会場の中を歩きますので、靴にも気を配りましょう。靴に関しては学校にもよりますが、私が働いていたところは普段の上履きではなく、ヒールのある靴に履き替えている先生が多かったです。
学校によっては、ヒールのある靴は床を傷つけてしまうためにNGのところもあります。
事前に先輩の先生に確認をしてみてください。
男性・・・スーツ+カラーを取り入れて
女性のような白やベージュではなく、一般的な黒のスーツでかまいません。(あればグレーなどを選ぶと、黒よりも少し柔らかなイメージがになるかもしれません。)
黒のスーツを着用する場合は、中に色付きのベストを着たり、華やかな色のタイをつけたりと、少し色があると良いでしょう。
男性の職員は新入生にとって「怖い」と思われがちです。明るい笑顔で新入生を迎えましょう。
1年生の担任以外の職員
女性・・・礼服+コサージュ
一般的な礼服を着用します。色は黒でもかまいません。華やかに見えるように、胸元にコサージュをつけましょう。
1年生の担任の先生同様、ストッキングは黒ではなくベージュなどを選ぶと良いです。
男性・・・スーツでビシッと決めて
スーツでカッコよくきめましょう。色は黒でもかまいませんが、1年生の担任同様に色のあるネクタイやベストなどを着用すると、入学式らしい華やかさが出ます。



新入生の担任か、そうでないかによっても服装が変わるんですね!
卒業式編
卒業式は卒業生が事前に何度も練習をして臨むことによって、入学式以上に厳粛な雰囲気が漂います。
卒業生を見送るというあたたかな雰囲気はもちろんありますが、ピシッとした真面目な雰囲気や「お別れ」の涙を誘う少ししんみりとしたムードも。
先生方の服装にも、入学式とはまた少し違った雰囲気を出せるといいですね。
卒業生の担任の場合
卒業式において、子どもたちの次に主役なのは担任の先生方だと思っています。
6年生の子どもたちとともに歩んだ1年間を思い出しながら、呼名をしたり、証書を受け取る姿を見守ったり、子どもたちの歌を聴いたりします。
卒業式の担任(男性・女性共に)・・・袴やスーツで華やかに
そんな準主役である卒業担任は、袴を着用しても良いです。これは男性職員・女性職員共にです。


袴の着用有無などは、他の6年生の担任の先生方と事前にはなしておくとトラブルが起こりにくいです。特に女性の担任が複数名いる場合は、袴の色などもあらかじめ打ち合わせしておくと良いでしょう。



私も6年生の担任をもった際は、袴を着用しました。
卒業生や他の先生方との写真もたくさん撮って、思い出に残る1日になりました。
袴を着用しない場合は、女性は礼服+胸元に華やかなコサージュをつけます。男性はスーツでピシッと格好良く決めてください。
卒業式のコサージュは卒業生とお揃いのものを着用することもあります。
また、女性の礼服の際のストッキングは黒ではない色を選びましょう。
卒業生の担任以外の職員
女性・・・礼服+コサージュ
一般的な礼服を着用します。胸元にコサージュをつけます。入学式同様、ストッキングは黒ではない方が良いです。
介添(卒業証書を校長に渡す仕事)や、司会など、前に出る場合は髪型も意識して整えましょう。
また、卒業生の担任の先生方が袴なら、介添の先生も袴を着用してもOKです。ただし、あくまでもサポート役となりますので、担任の先生方よりは落ち着いた服装で登壇しましょう。
指揮者などの役目があり、会場内を歩く場合は綺麗めのヒール靴を用意しましょう。(こちらも入学式同様、学校によってはヒール禁止のところもあります。事前の確認を忘れずに。)
男性・・・スーツで格好良く
担任以外の男性職員は普段の式(終業式等)で着用するスーツでかまいません。
また、タイやベストに色が入っていなくても大丈夫です。
終わりに・・・
小学校教員の入学式・卒業式の服装についてまとめました。
学校によって暗黙の了解があったり、雰囲気が異なっていたりする場合があります。服装について迷った時は、先輩の先生に聞いたり、過去の式典の写真を見せてもらったりしましょう。
私自身も初任の年の初めての入学式にて、「コサージュ」が無く焦った記憶があります。その際は心優しい先輩先生が当日に貸してくれました。
服装についてはできれば前日までに周りの先生方に確認をしておきましょう。そして、もし当日に足りないものに気づいた際にも、慌てずに周りの先生方に相談すると良いでしょう。



学校の先生方は、面倒見の良い優しい方が多いんですよね・・・!
また、入学式や卒業式の後に会場の片付けや打ち上げ(飲み会)があることがあります。その際は普段着への着替えが必要になってきます。式の後の予定についても事前に確認をしておきましょう。
まとめ
- 入学式・・・担任はベージュ、ピンクなどのセットアップを着用してあたたかな雰囲気で。
担任以外の先生方もコサージュをつけて華やかに。 - 卒業式・・・担任は準主役!袴を着てもOK!!
担任以外の先生方もコサージュをつけて華やかに。
前に出る職員は特に、髪型や足元にも気を配りましょう。 - 学校によって細かなルールが異なることも多々あります。事前に確認をしておきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。皆様の参考になれば幸いです。



素敵な式典になりますように!!!
まつこ
コメント