小学校の先生はピアノはどのくらいのレベルまで練習すべき?ピアノが弾けなくても乗り切る方法

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まつこ

こんにちは、元小学校教員のまつこです。

一昔前まで(※)、小学校教員になるための教員採用試験ではピアノによる弾き語りの試験がありました。小学校教員になるためには、一体どのくらいのレベルまでピアノを練習する必要があるのでしょうか。
(※近年ではピアノの試験は廃止傾向にあるようです。)

この記事では小学校の先生はどのくらいピアノを弾けないといけないのかを小学校教員をしていた頃の実体験をもとにまとめました。
小学校教員を目指す方の参考になれば幸いです。

こんな人におすすめ

  • 小学校教員になりたい人
  • 小学校の先生になるためにピアノを練習しようと思っている人
  • ピアノに自信がない小学校の先生

目次

【結論】小学校の先生はピアノが弾けなくても問題はない

先に結論を書きます。小学校の先生はピアノが弾けなくても大丈夫です。

採用試験にピアノが課せられているくらいですから、ピアノが弾けるに越したことはないでしょう。しかし、実際にいま小学校で働いている先生たちの中には、ピアノがまったく弾けない人もたくさんいます。
また近年、教員採用試験でのピアノの実技試験が廃止になっている自治体もかなり増えてきています。小学校教員になるにあたって、ピアノの技能以上に必要な資質・能力が多くあるようです。

小学校では、保育園や幼稚園の先生のようにピアノが弾けること=身につけていてあたりまえの技術として求められてはいません。

まつこ

ピアノが弾けなくても大丈夫です、ご安心ください。

それでは、小学校の先生がピアノが弾けない場合に、音楽の授業はどのように行なっているのでしょうか。

小学校の先生がピアノを弾けなくても大丈夫なパターン2選

以下に挙げる2つは、担任の先生がまったくピアノが弾けなくても、1年間安心して過ごすことができるラッキーなパターンです。(笑)

  1. 音楽専科の先生がいる
  2. 学年で音楽の授業を担当してくれる先生がいる

高学年の場合は音楽専科の先生が授業をしてくれることが多いでしょう。

また専科の先生がいなくても、音楽が得意な先生が学年の全クラスの音楽を担当して、別の先生が体育や図工の授業を行うといった「教科担任制」を導入している学校もあります。
「教科担任制」は、同学年の他クラスの子どもたちの様子を学年の先生全員で把握することができる、という利点もあります。

まつこ

音楽の授業に限らず、「教科担任制」はおすすめです!

小学校の先生がピアノを弾けなくても小学校の音楽の授業を乗り切る方法4選

次に、先述した二つのパターンではなかった場合に、ピアノが弾けない先生でも音楽の授業を乗り切る方法を4つ紹介します。

①ピアノ以外の楽器で代用する

簡易伴奏をピアノ以外の楽器でおこなうことができる先生は、それでもかまいません。
たとえばギターハーモニカなどです。
実際に私が教員をしていた頃、隣のクラスの担任の先生はギターを片手に合唱曲の指導をしていました。子どもたちにとっても新鮮なようで、とても楽しそうでした。

②ピアノが得意な先生に事前に録音してもらう

学校に必ず1人や2人はいらっしゃるピアノが得意な先生。
ピアノ伴奏や、合唱のパートごとの音が欲しいときなどには、あらかじめお願いをして録音をさせてもらうと良いですよ。

③音楽CDを活用する

音楽の教科書には必ずセットで伴奏CDや見本の歌唱CDが発売されています。少し高価ではありますが、学年で1枚またはクラスで1枚ずつ購入して配布されている学校が多いでしょう。

音楽CDをうまく活用すれば、授業でのピアノ伴奏等は必要がありません。

④ピアノが得意な子どもにピアノ伴奏をお願いする

高学年の合唱練習などでは、ピアノが得意な子どもにお願いをして弾いてもらいながら音とりをするのが良いでしょう。
伴奏についても事前に何人かに楽譜を渡して練習をしておいてもらうとスムーズに活動ができます。

まつこ

子どもたちの得意を活かすこともできて一石二鳥です。

まとめ〜小学校の先生はピアノはどのくらいのレベルまで練習すべき?〜

この記事では小学校教員はどのくらいピアノを弾けないといけないのか、実体験をもとにまとめました。

【まとめ】小学校教員はどのくらいピアノを弾けないといけないのか

  • 小学校教員はピアノが弾けなくても問題はない
  • ピアノが弾けなくても音楽の授業を乗り切る方法4選
    ①他の楽器で代用する
    ②ピアノが得意な先生に事前に録音してもらう
    ③音楽CDを活用する
    ④ピアノが得意な子どもにピアノ伴奏をお願いする

たとえピアノが弾けなくても、他の楽器で対応してくれたり、一緒に楽しく歌ってくれたりする先生の姿は子どもたちもよく見ています。ピアノ以外の部分でカバーができるように頑張りましょう。
また、時には苦手なピアノを練習する姿を見せることも大切です。身近な大人である担任の先生が頑張る姿は、子どもたちにとっても良い刺激になります。

まつこ

苦手なものから逃げずに頑張る姿もかっこいいですよね!

この記事が小学校で働く先生方や、学校の先生になりたいあなたの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

まつこ

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この記事を書いた人

元小学校教員、現在は保育士のアラサー。一児の母。運動療育の児童発達支援で発達障害をもつ子どもたちにHAPPYをお届け中!読書、邦楽ロック、フェス、サッカー観戦など趣味多め。

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