教員退職〜後悔しないための自問自答リスト〜本当に辞めていいの?

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まつこ

こんにちは。元小学校教員のまつこです。

30歳、8年間働いた小学校教員を退職しました。

この記事では、私自身が教員を退職する前に考えた「後悔しないための自問自答」をリストにしてまとめました。教員の退職を考えている先生方にはぜひ、退職を決断する前に一度読んでいただきたい記事です。

こんな人におすすめ

  • 教員退職を考えている先生
  • なかなか退職に踏み切れない先生
  • このままでいいのかな?と漠然と感じている先生

目次

私が教員を辞めた理由

2020年3月末、私は8年間続けた小学校教員の仕事を退職しました。
退職した主な理由は、簡潔にまとめると

・自分の時間が減っていった
・頑張らない人の方が得する世界が嫌だった
・他の世界も見てみたくなった

の3つです。

小学校教員という仕事は本当に楽しく、やりがいのある仕事です。
そのために、退職の決断に至るまでに正直かなり迷いました。

退職を決断する前に「教員を辞めたら」あるいは「このまま教員を続けたら」、両方の立場になって自分の未来を想像してみました。それが今回まとめた自問自答リストです。

退職を考えている方の中でも、本当に辞めちゃっていいのかな?とギリギリまで迷っている方がいるかもしれません。そんな方にはこの記事を参考に、自分の将来について自問自答していただけたらと思います。

教員退職 後悔しないための自問自答リスト

サイドA.教員を辞めてしまったらこんな嫌なことがあるかも…

①ボーナスが減るかもしれないけど大丈夫?

②年収が下がるかもしれないけど大丈夫?

→【解説】①②

教員のボーナスは他の企業に比べて高い水準にあります。そのため、年収も高めです。転職をすることで年収が減る可能性があります。

③退職金が減るかもしれないけど大丈夫?

→【解説】③

退職金は企業によってさまざまです。退職金に関して、教員はかなり優遇された立場にあると言えるでしょう。転職先によっては、退職金がほとんどもらえなくなってしまうかもしれません。

④夏休みを長く取れないかもしれないけど大丈夫?

⑤土日も出勤かもしれないけど大丈夫?

→【解説】④⑤

教員は基本的に土日休み、そして夏休みや冬休みなどの長期休みに比較的長く休みを取ることができる、という利点があります。
(一方で、教員は平日になかなか休みが取りにくいことも特徴としてあげられます。)

お子さんがいて長期休みに旅行にいったり、土日に休みを取ったりしたい場合は教員はかなり都合の良い仕事です。
(「土日休み」に関しては、他の職業にも多いです。「土日休み」を希望する場合は、土日休みを謳っている会社に転職をすると良いですね。)

⑥産休に入ったらもらえる手当(出産手当金)が減るかもしれないけど大丈夫?

⑦福利厚生がしっかりしていないかもしれないけど大丈夫?

→【解説】⑥⑦

教員の産育休の手当は他の職業と比較しても手厚い部類に入ります。育児時短勤務も取りやすいです。そのため、子育てを考えている人にとっては、教員として働くことは恵まれた環境であると言えます。
福利厚生に関しても、それなりに手厚いです。教員は「地方公務員」なだけあり、かなり安定した職業であるといえます。

⑧同僚が上司、部下という立場になるけど大丈夫?

→【解説】⑧

教員は同僚の先生に大きな上下関係はありません。強いていえば、管理職の先生がいたり、年齢がさまざまな先生がいたりすることでしょうか。基本的に食事は割り勘で、先輩先生がご馳走してくれることは稀です。(仲の良い先生との間ではたまにありました。)

これは、教員という仕事独特の感覚なのかもしれません。
転職をすると、上司、部下という関係性が作られることがほとんどです。年齢関係なく、上司は上司、部下は部下です。

まつこ

サイドAについては「収入や安定性」の話題が多いですね。

B.教員を辞めたらこんないいことがあるかも…

①残業代がしっかりもらえるかもしれない

②お昼休みがちゃんととれるかもしれない

③休日出勤の手当がしっかり出るかもしれない

→【解説】①②③

「あたりまえ」のことを3つも書いてしまいましたが、教員にとってこの3つは残念ながらあたりまえではありません。
残業代は見込みで数%は入っていますが、時給にすると到底足りません。また、お昼休みをゆっくり取ることはできず、バタバタと毎日が過ぎていきます。

休日も職場に行かないと仕事が終わらない時期があります。もちろん、自主的に出勤をしているだけなので手当は入りません。
教員を辞めて他の職業に転職をすると、残業代や休日出勤手当はしっかりと支給され、お昼休みも勤務時間に合わせて十分に取ることができるようになることがほとんどです。

「あたりまえ」のことがあたりまえにできるようになるのです。

④休みの日にしっかりと休めるかもしれない

⑤毎日定時で帰れるかもしれない

→【解説】④⑤

教員時代、私は成績処理や行事前などの繁忙期は毎週のように土日に職場に行き、仕事をしていました。また、定時退勤なんて夢のまた夢、職場で夜ご飯代わりの軽食をとる、なんてことも多かったです。
転職先に残業の少ない職種を選べば、毎日定時退勤、退勤後の時間を自分の趣味や子育てなど仕事以外のことに充てることができます。

⑥個々のがんばりによっては昇給があるかもしれない

→【解説】⑥

教員はどんなに頑張っても給与にはあまり反映されません。評価制度もありますが、変化は微々たるもの。転職した仕事によっては、がんばりによって大きく収入が変わってくることもありますよ。

⑦取りたいときに有給が取りやすいかもしれない

→【解説】⑦

小学校で担任になってしまうと、「平日に休みをとる」ことはかなり難しいです。
お子さんや自身の体調不良、などは仕方ないにしても旅行や友達の結婚式などで休みをとることはなかなかできません。
転職をすると、有給休暇を使って休みたい時に休みが取りやすくなるかもしれません。

まつこ

サイドBについては主に「時間的なゆとり」の話題が多いですね。

まとめ

この記事では、私自身が教員を退職する前に考えた「後悔しないための自問自答」をリストにしてまとめました。

サイドA. 教員を辞めてしまったらこんな嫌なことがあるかも…

  1. ボーナスが減るかもしれないけど大丈夫?
  2. 年収が下がるかもしれないけど大丈夫?
  3. 退職金が減るかもしれないけど大丈夫?
  4. 夏休みを長く取れないかもしれないけど大丈夫?
  5. 土日も出勤かもしれないけど大丈夫?
  6. 産休に入ったらもらえる手当(出産手当金)が減るかもしれないけど大丈夫?
  7. 福利厚生がしっかりしていないかもしれないけど大丈夫?
  8. 同僚が上司、部下という立場になるけど大丈夫?

サイドB. 教員を辞めたらこんないいことがあるかも…

  1. 残業代がしっかりもらえるかもしれない
  2. お昼休みがちゃんととれるかもしれない
  3. 休日出勤の手当がしっかり出るかもしれない
  4. 休みの日はしっかりと休めるかもしれない
  5. 毎日定時で帰れるかもしれない
  6. 個々のがんばりによって昇給があるかもしれない
  7. 取りたいときに有給が取りやすいかもしれない

上のリストを見て、あなたはサイドAとサイドBのどちらを優先したいと思いましたか。もちろん、転職した職業によっては、サイドAの心配は杞憂だったということもあるかもしれません。
教員を続ける良さと転職をする良さの双方をしっかりと考えた上で、ご自身の納得のいく決断ができると良いですよね。

まつこ

教員の転職を考えている方の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

まつこ

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この記事を書いた人

元小学校教員、現在は保育士のアラサー。一児の母。運動療育の児童発達支援で発達障害をもつ子どもたちにHAPPYをお届け中!読書、邦楽ロック、フェス、サッカー観戦など趣味多め。

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