元小学校教員が教える、公立小学校教員退職のメリット・デメリット

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まつこ

こんにちは!元小学校教員のまつこです。

この記事では、公立小学校教員を退職するということのメリットとデメリットを実体験をもとにまとめました。

こんな人におすすめ

  • 小学校教員を退職したい先生
  • 教員を目指している人
  • 小学校教員を続けようかどうか迷っている先生

目次

【結論】私自身は教員を退職してよかった

私は大学卒業後から公立小学校教員として8年間働き、30歳で退職しました。
小学校教員を退職後は、半年ほどパートタイム勤務をしていたのですが、今は民間のベンチャー企業に就職し、障害のある子どもたちが利用する「児童発達支援」というところで働いています。

\小学校教員を退職した3つの理由/

小学校教員として過ごした8年間はとても充実していて、楽しかったです。たくさんの可愛い教え子たち、今でも仲良くしてくださる同僚の先生方、優しい保護者の方々に囲まれて本当に幸せな8年間でした。

でも今回、教員退職のメリット・デメリットを考えてみて、あらためて私は「小学校教員を退職してよかった。」と思いました。

以下に私が考えたメリット・デメリットをあげていきます。教員退職を考えている方はぜひ参考にしてください。

まつこ

双方をよく考えて、悔いの残る選択にならないようにしてくださいね。

教員退職のメリット3つ

①自分の時間が増えた

メリットの一つ目は「自分の時間が増えたこと」です。

教員時代は、朝6時半過ぎに家を出て夜21時頃に帰宅、土日のどちらかは学校に行って残った仕事を片付ける・・・。家に帰ったら夜ご飯をささっと食べて寝るだけ。

そんな毎日でした。

教員を退職して今の会社に就職してからは定時退勤があたりまえになり、週に2日しっかりと休みをとることもできています。結果的に自分の時間がかなり増えました。
おかげで仕事後の夜にこのブログを書くこともできています。

すぐに苛々してしまう性格だった自分が、教員を退職してからは心穏やかに過ごすことができるようになりました。自分の時間をとることの大切さが身に染みてわかりました。

②(平日に)休みが取りやすくなった

メリットの二つ目は、「休み(特に平日)の取りやすさ」です。

市役所や銀行、病院など、平日に行かなければ対応がしてもらえない場所ってありますよね。教員時代は、平日にそのような場所に気軽に行くことが難しかったです。給食指導があるためお昼休みがなく、放課後も子どもたちが帰った後は会議等があり、なかなか外に出られないからです。

私は、教員を辞めて民間の企業で働き始めたことで、平日に休みが取りやすくなりました。

平日に休みが取れると、休日には混んでいて敬遠しがちな場所にも気軽に行くことができるようになりました。COSTCOやディズニーリゾート、土日は行列している飲食店などです。ランチメニューなども平日限定でお得なことが多いですよね。

一度平日休みのお得さを知ってしまうと、土日休みにはなかなか戻れないですね・・・。

③学校教育以外の世界を知ることができた

私は今の会社が大好きです。この会社に出会うことができたのは、教員を退職したからです。

教員退職後に、「放課後等デイサービス」という施設でパートタイムをしていました。障害のある小学生と一緒に過ごす施設です。
教育という場しか知らなかった私ですが、この「放課後等デイサービス」でパートをし始めてから「福祉」や「障害」について、もっと知りたい!と思うようになりました。

今の会社もその「福祉」「障害」に関わる会社です。仕事に生かすために保育士試験にも挑戦しました!教員という仕事を続けていたら知ることができなかったことをたくさん知って、ぐんぐんと成長している自分がいます。

少しズルいかもしれませんが、教員という仕事は「教員免許」さえあればまた再開することができます。

教員を退職したことで、「自分に今しかできないことはなんだろう?」と、そう考えるきっかけになりました。

メリットまとめ

教員退職のメリット

  • 自分の時間が増えた
  • (平日に)休みが取りやすくなった
  • 学校教育以外の世界を知ることができた

教員退職のデメリット3つ

①長期休みが取りづらい

教員の仕事でよかったこと、それはズバリ長期間取れる「夏休み」と「冬休み」です。
学校の先生は平日に休みが取れない分、子どもたちの登校がない「夏休み」と「冬休み」は休みが取りやすいです。

私は夏休みは毎年2週間くらいとって、北海道の実家に帰省していました。冬休みも夏休みほどではありませんが、1週間くらいはとることができます。年末年始を海外で過ごす先生方も多かったです。

民間の企業に勤めている今は、夏休みも冬休みもほぼカレンダー通り。取れても連続4日、5日くらいです。海外旅行には少し物足りないかもしれませんね。

②給与が下がった・福利厚生の面でも不足

民間の会社に転職をすると、教員の頃と比較してガクンと給与が下がりました。教員の給与はやはりとってもよかったんだなあ、と退職後にあらためて思い知らされました。

教員は特にボーナス(勤続手当)が安定してもらえるのが魅力的ですね。

でもこれは私の場合であり、職種によっては転職をして給与が上がる方もいらっしゃると思います。ケースバイケースではないでしょうか。

また、福利厚生の面でも公務員はとても充実していました。出産や育児をしなければならない時期もあります。そんな中で、産休・育休制度の充実はもちろんのこと育休明けの働き方も多様なため、辞めずに働き続けやすい仕事であると感じます。

③栄養満点の給食が食べられない

小学校では毎日お昼ご飯に学校給食を食べていました。それも一食300円くらいの超安価での提供です。栄養も満点、とてもおいしかったので私は給食の時間が大好きでした。(子どもみたい。)

退職後はもちろん給食はありません。毎日お弁当を持参しています。今でもたまに給食の「揚げパン」や「鯖の味噌煮」が食べたくなるんですよね。

まつこ

美味しかったなあ。給食。

デメリットまとめ

教員退職のデメリット

  • 長期休みが取りづらい
  • 給与が下がった・福利厚生の面でも不足
  • 栄養満点の給食が食べられない

終わりに・・・

この記事では教員退職のメリット・デメリットをまとめました。

総合的に、私は「小学校教員を退職してよかった」と思っています。
「時は金なり」という言葉がありますが、「時は金以上」です。私は自分の時間がしっかりと確保できる今の生活にこの上ない幸せを感じています。

教員を退職したことで、「自分のにとって大切なものは何か」「これから何をして生きていきたいのか」をじっくりと考えることができました。

まつこ

これはあくまでも「私」の場合です。皆様はいかがでしょうか。

この記事が「教員を辞めたい」「教員を退職しようか迷っている」方々のヒントになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

まつこ

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この記事を書いた人

元小学校教員、現在は保育士のアラサー。一児の母。運動療育の児童発達支援で発達障害をもつ子どもたちにHAPPYをお届け中!読書、邦楽ロック、フェス、サッカー観戦など趣味多め。

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