読書活動とは?本好きの子どもたちを育てる!学級でできる読書活動の具体例を紹介します

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まつこ

こんにちは。元小学校教員のまつこです。

この記事では、国語や学活の時間に学級の子どもたちと楽しめる「読書活動」を紹介します。私が小学校教員だったころに実際にやっていたものを中心にまとめました。

子どもたちがきっと読書を好きになる、そんな活動ばかりです。明日からすぐに始めることができるものもありますので、ぜひやってみてください。
皆様の参考になれば幸いです。

こんな人におすすめ

  • 小学校の先生
  • 子どもたちに本が大好きになってほしい人
  • 子どもたちと読書活動を楽しみたい人

目次

「読書活動」とは?

読書活動とは、子どもたちが本を読む(読書をする)活動全般のことをさします。

文部科学省からは、

読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより良く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。

と読書活動の重要性が謳われています。(子どもの読書活動推進ホームページより抜粋)

子どもたちの国語力をつけたり、人生を豊かにしたりするために、小学校でも「読書活動」が推進されています。

学級でできる読書活動の具体例7選

「読書活動」=「子どもたちの成長のために欠かせない活動」ということで、今回は「学級の子どもたちみんなでできる読書活動」の具体例を紹介します。

①絵本の読み聞かせをしよう

大人に読み聞かせをしてもらうことが多い小学生ですが、自分達が「読み聞かせをしてあげる」のも面白いです。

お気に入りの絵本を1冊用意して、下級生やクラスの友達に読み聞かせをしてみましょう。全体の場での読み聞かせは少し緊張してしまいますが、グループやペアでの読み聞かせ合いであれば多少間違えてしまったり、つまってしまったりしても大丈夫。

読み手は絵本を声に出して読むことで表現をする力がつきますし、聞き手は新しい絵本との出会いがあったり、友達のお気に入りの本を知ったりすることができます

まつこ

本番前には練習の時間をとることも忘れないでくださいね。

一年生が次年度の一年生を迎える「一日入学」の際にもおすすめの活動ですよ。

②お気に入りの本を紹介しよう

子どもたちに様々なジャンルの本を読んでもらうために、お気に入りの本を紹介し合う時間を作るのも有効です。
まずは先生のお気に入りの本を紹介するところから始めて、年間を通してクラス全員のお気に入りの本が紹介できると良いですね。

本の紹介は本をもってみんなの前で話す「ブックトーク」がおすすめです。トークの際の「テンプレート」を作っておくと話しやすいです。

テンプレート例:
① 本の題名と作者
② 簡単なあらすじ(結末はもちろん内緒、あらすじが難しい場合は登場人物の紹介でも!)
③ 私が1番好きなページ
④ 私が1番好きな登場人物    など

③本屋さんを作ろう

お気に入りの本の紹介の仕方は先ほど紹介した「ブックトーク」だけではありません。

本の帯やポップ、ポスターを手作りして本屋さんを作ってみるのも面白いですよ。
手に取って読みたくなるような「キャッチフレーズ」を考えて、簡単な挿絵とともに帯やポップに表現します。

本の紹介グッズが完成したら、学級の後ろや廊下にその本と一緒に並べてみましょう。図書館司書の先生や図書委員会の先生とも相談をして、子どもたちの作品を学校図書館に置かせてもらうのもおすすめです。

④学校図書館にいこう

国語や学活、総合的な学習の時間などの際に学校図書館を積極的に利用しましょう。

子どもたちそれぞれの好きな本を探して読む時間をとったり、学校司書の先生に読み聞かせをしてもらったりすることで、たくさんの本に触れることができます。

⑤「学級文庫」を作ろう

学校図書館にいって本を読むのも良いですが、子どもたちにもっと気軽に本を読んでほしい!という先生は、「学級文庫」を作って学級に本を置いておくのがおすすめです。
学級に本があると、テストの後や短い休み時間などちょっとした隙間にも本を手に取ることができて良いですよ。

先生や子どもたちのおすすめの本を置いたり、季節や授業に関連のある本を置いたりするなど蔵書を入れ替えることができるのも「学級文庫」ならではの楽しいポイントです。

⑥「読書感想画」を描いてみよう

本を読んだ感想を、感想「文」ではなく「絵」で表すのも楽しいですよ。

お気に入りの本を一冊選んで自分の好きな場面を思い浮かべながら、大きな画用紙に絵を描いてみましょう。

低学年など「絵本」を元に絵を描く際は、絵本の挿絵を見てしまうと同じような構図になってしまうことがあります。そんな時は、表紙を画用紙で隠して、先生が読み聞かせをしてあげるのがおすすめです。

まつこ

子どもたちの想像力や表現力がぐーんと伸びる活動です。

⑦「ビブリオバトル」をしよう

「ビブリオバトル」とは、「誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲーム」のことです。「人を通して本を知る。本を通して人を知る」というキャッチコピーがあり、全国大会も開かれています。(公式ホームページはこちら

参加者が1冊ずつ本を紹介し合った後にディスカッションを行い、最後はどの本が読みたくなったのか参加者たちが投票をします。最多票を集めた本が「チャンプ本」となります。
公式ルールでは本の紹介が5分間、その後にその発表に対するディスカッションが2、3分行われることになっています。(「ミニビブリオバトル」として、3分間で行うルールも存在します。子どもたちの発達の段階にあわせて使い分けてみてください。)

本の魅力を語ったり、他の参加者の話を聞いたりすることで、より本が好きになる楽しい活動です。

まとめ

この記事では国語や学活の時間を使って学級の子どもたちと楽しめる読書活動を紹介しました。

まとめ:学級でできる読書活動の具体例7選

  1. 絵本の読み聞かせをしよう
  2. お気に入りの本を紹介しよう
  3. 本屋さんを作ろう
  4. 学校図書館にいこう
  5. 「学級文庫」を作ろう
  6. 「読書感想画」を描いてみよう
  7. 「ビブリオバトル」をしよう

みなさんもぜひご自身の学級でやってみてくださいね。お子さんがいる方は、ご家庭で楽しむのもおすすめです。

まつこ

楽しい読書活動になりますように!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

まつこ

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この記事を書いた人

元小学校教員、現在は保育士のアラサー。一児の母。運動療育の児童発達支援で発達障害をもつ子どもたちにHAPPYをお届け中!読書、邦楽ロック、フェス、サッカー観戦など趣味多め。

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