こんにちは。元小学校教員のまつこです。
最近は教育現場でもデジタル化が進んでいますが、皆さんは「紙の名簿」は使っていますか?
私は「紙の名簿」が大好きで、年度初めには裏紙(裏面は使用済みのコピー用紙)に学級名簿を大量に印刷してストックしていました。
この記事ではさまざまな場面で使える紙の「学級名簿」の活用術を紹介します。小学校で働く先生方の参考になれば嬉しいです。
こんな人におすすめ
- 初任の先生
- 時短をしたい先生
- 紙の名簿を使いこなしたい先生
さまざま場面で使える名簿①提出物のチェックに
宿題や家庭からの提出物の提出状況を 学級名簿を使ってチェックをします。チェックの仕方は二つあります。
ひとつめは子どもたちから集めたものを教員がメモする方法です。個人情報が書かれている提出物は教員が1枚1枚チェックをするとよいでしょう。
二つめは提出物を集める場所に名簿と鉛筆を置いておき、提出時に子どもたちに自分でチェックをしてもらう方法です。
高学年になってこの方法ができるようになると、宿題集めなどもグッと楽になりますよ。先生は集まったものの数を数え、名簿に丸がついている子どもの人数と一致するかどうかをチェックするだけで済みます。
また、提出時に出席番号順に並べて出すという技術も子どもたちに伝えておきます。出席番号順に提出することができるようになると、先生のチェックの時間はさらに短縮されます。
高学年の担任になったらぜひやってみてくださいね。
さまざま場面で使える名簿②評価メモに
授業の合間に評価をする時に、ささっと書ける名簿があると便利です。図工やグループワークの際に名簿をA4バインダーに挟んでメモをしながら机間巡視をするのも良いでしょう。
A4バインダーにはまっさらな名簿を複数枚入れておくと、書きたいときにすぐに使うことができるので便利ですよ。
さまざま場面で使える名簿③チーム分け、グループ分けのメモに
生活科や総合、体育などでチームやグループに分かれる際に使用します。子どもたちの希望でグループを決めたり整列をして決めたりと、チーム・グループ決めにはさまざまな方法がありますが、子どもたち自身も自分のグループを覚えていないことがあるんですよね。
そんなときに紙の名簿にささっとグループをメモすることで次回以降もスムーズにグループやチームに分かれることができます。
また、グループでの活動について通知表の所見に書きたいときにも、名簿を振り返るだけで子どもたちのグループ・チームを間違えずに記載することができます。
さまざま場面で使える名簿④あらゆる記録に
学級名簿をストックしておくことによって、体育の50メートル走の記録やシャトルランの回数、百人一首の勝敗、漢字のミニテストの点数などのさまざまな記録がささっとできます。
「使いたい!」と感じたときにすぐに使えるように、年度初めに多めに印刷をしておくと便利です。
さまざま場面で使える名簿⑤係活動に
子どもたちの係活動で
先生、名簿ください!
と言われることがあります。特に高学年の係活動では子どもたちが名簿を活用する姿が多くみられました。
その用途はいろいろで休み時間のドッジボールチーム分けや誰が何回その当番を担当したかを記録するためなどに使っていたようです。
「学級名簿」があることで、子どもたちの活動の幅がぐんと広がりますよ。
学級名簿を取り扱う上での注意点
最後にひとつだけ注意点があります。
名簿は「個人情報」のかたまりです。紛失には充分に注意しましょう。校外に持ち出さないことはもちろん、子どもたちが勝手に見ることのないよう先生の監視下に置けるよう意識をしましょう。
まとめ
この記事ではさまざまな場面で使える紙の「学級名簿」の活用術を紹介しました。
まとめ:さまざま場面で使える名簿の活用術
- 提出物のチェックに
- 評価メモに
- チーム分け、グループ分けのメモに
- あらゆる記録に
- 係活動に
みなさんもぜひ紙の「学級名簿」を活用してみてくださいね。
勤務時間の短縮につながりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まつこ
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