こんにちは。元小学校教員のまつこです。
この記事では、学校教員のスキー学習に必要な持ち物を紹介します。
私が小学校教員だったころにスキー学習で実際に使っていたものを中心にまとめました。
スキー学習を引率する教員向けの記事ではありますが、スキー授業を受ける子どもたちも基本的には持ち物はほとんど変わりませんので、保護者の方にも参考にしていただける内容となっています。
こんな人におすすめ
- 初めて雪国の先生になる方
- スキー学習に必要な持ち物を知りたい先生・保護者の方
- スキー学習のときの服装を知りたい先生・保護者の方
スキー学習の日の服装
スキー学習の日に中に着るもの
ヒートテック
スキー学習では、スキーで滑っているときよりもリフトに乗っているときが特に寒いです。暖かい下着を着用しましょう。UNIQLOなどから発売されているヒートテックがおすすめです。
お子さんの場合は、汗をかいてしまったときのために着替えを用意したり、背中と下着の間にタオルを入れたりするのも良いですよ。
上半身:スウェットやハイネックの長袖Tシャツ(ロンT)またはジャージ
ヒートテックなどの上に着用します。特におすすめなのはハイネックの長袖Tシャツ(ロンT)です。スウェットなど厚手の生地はかさばりすぎてしまい、スキーウェアが着づらくなってしまいますので注意しましょう。また、フリースや裏起毛タイプのスウェットやトレーナーを着用しても良いのですが、脱ぎ着の際に静電気が起きてしまうことがあります。こちらも注意が必要です。
首元が覆われているハイネックタイプのものであれば、マフラーやネックウォーマー代わりにもなり便利です。
\ハイネックタイプのロンT(レディース)/
\ハイネックタイプのロンT(メンズ)/
下半身:スウェットまたはジャージ
下半身も上半身と同じく、あまりかさばりすぎないほうが動きやすいです。その点では、スウェットよりもジャージのような薄い生地の履き物の方がよりスキーに向いているといえるでしょう。
ジャージ生地のものであれば、雪で濡れてしまった際にも乾きやすいです。
転んでしまうことが心配な方は、後述するプロテクター付きのレギンスを履くのもおすすめです。
\薄手でもあたたかいジャージ(メンズ)/
\薄手でもあたたかいジャージ(レディース)/
厚手の靴下
寒い日のスキーは、足や手の指先から冷えてきます。熱を逃さない厚手の靴下を用意しましょう。
また、靴下が濡れてしまうといくら厚手のものでも冷えてしまいますので、替えの靴下もあると良いですよ。
\おすすめ靴下/
スキー学習の日に外に着るもの
スキーウェア
スキーウェアは白系は避けて雪山の中でも目立つ色を選びましょう。子どもたちが覚えやすい配色のものを選ぶと、山の途中で止まって指導をする際にもわかりやすいです。
お子さんも白系のウェアは雪の中に入ってしまった時に見つけにくいです。万が一のことがあった場合に、自分の身を守るためにもできるだけ濃い色のウェアを選びましょう。
パスケース付きのものは、リフト券を入れることができて便利です。
\くっきりとした色が可愛い/
帽子またはヘルメット
帽子はニット帽が耳も覆うことができてあたたかいです。
\ネックウォーマーのおまけ付きニット帽/
最近では頭を守るヘルメットもおしゃれで軽いものがたくさん出ています。上級者クラスを指導する先生や、転倒の可能性があるお子さんにはヘルメットもおすすめです。
\軽くて丈夫なヘルメット/
ひと昔前と比較して、最近はヘルメットを着用する人が増えてきている印象です。
手袋
スキーでは手袋がとても重要です。手袋の性能が良くないと指先から冷えてかなり寒くなってしまいます。必ずウィンタースポーツ用のあたたかい手袋を用意しましょう。
おすすめは、中と外がバラバラになる二重タイプの手袋です。スキー用の分厚い手袋はお金や荷物を扱う時などに不便ですが、二重タイプのものは外側を外して中の薄手の手袋のみで使用することが可能です。
薄手の手袋は手先も動かしやすくて使い勝手が良いです。
スキー授業の間はしっかりと防寒ができ、授業の前後は外側の手袋は脱ぎ、中の薄手のものだけを使用する、というように使い分けることができます。
\中と外がはずせる二重タイプ/
また、手袋には手首にかけられる紐をつけるのもおすすめです。リフトの上などで手袋を外したときに、うっかり落としてしまうことを防いでくれます。
\手首にかけられる紐。とても便利ですよ/
スキー学習に必要なもの・あったら便利なもの
スキー学習に必要なもの
まずは、スキー学習に必要なものを紹介します。
スキー靴(レンタル可)
スキー靴用の袋に入れて持っていきます。スキー靴は高価なものなので、年に1、2回の使用ならレンタルもありです。個人的には年に5回以上乗るのであれば自分のサイズのものを購入した方が良いかなと思います。
サイズを選ぶ際は、厚手の靴下を履くことを見越して少し上のサイズを選びましょう。
\スキー靴と板のセット/
スキー板(レンタル可)
スキー靴と同じく板もレンタル可能です。
1年の間に何度もスキー授業があるのであれば自分のものを購入した方が良いでしょう。おすすめのスキー板は専門の店舗で聞くのも良いですし、同僚の先生で詳しい人がいるのであれば相談にのってもらうのも一つの方法です。
\ネットで購入できるものを貼っておきます/
スキーストック(レンタル可)
スキー授業では子どもたちにストック(ポール)の使い方を教えることもありますので、必需品です。スキー板を購入する際にセットで購入することが多いです。スキーの技能を特別高めたい訳ではないのであれば、長さが体に合っているものを選べば形状等は特に気にしなくて良いです。
スキーストックの長さは身長の70パーセントくらいが一般的だと言われています。つまり、身長160センチメートルの場合は
160×0.7で112センチメートルくらいがちょうど良い長さになります。
もちろん、スキー板をレンタルする場合はストックもセットでついてきます。
スキーゴーグル
滑っている時は特に風の影響を受けやすいため、ゴーグルがあると良いでしょう。スキーゴーグルは曇りやすいため、曇り止め加工がされているものを選ぶか、購入時に曇り止めスプレーをかけることも必要です。
\ネットでも手に入りますよ/
スキー学習にあったら便利なもの
次に、必需品ではありませんがあったら便利なものを紹介します。スキーセットを購入する際に一緒に見てみてください。
パスケース
リフト券を入れるケースです。スキーウェアにリフト券を入れるケースがついていない場合に、必要になることがあります。
パスケースはスキー場のリフト券売り場でも購入することができますが、スキー授業の直前に購入することは難しいと思われます。必要な場合は事前に手に入れておいた方が良いでしょう。
パスケースは主に腕につけるタイプと、キーホルダーになっていてスキーウェアにつけられるタイプとがあります。
\腕につけるパスケース/
\スキーウェアにつけるパスケース/
手袋(薄手)
スキー用の手袋は分厚いため細かなものを持ちにくいです。スキーをするときに身につける手袋とは別に、スキー場に着くまでに着用する手袋があるとよいでしょう。
先述していますが、スキー用の手袋の中でも薄手のものが中に入っているタイプ(2重タイプ)があれば使いやすいです。
\防寒の薄手手袋/
ネックウォーマー
中にハイネックタイプの服を着ていない場合はネックウォーマーがあるとあたたかいです。特に寒い日や風が強い日にはあると良いでしょう。
マフラーでも寒さはしのげるのですが、滑っている間にとれてしまうことがあります。その点、ネックウォーマーはとれる心配はしなくて良いのでスキーに向いています。
\フードのようにかぶることもできるネックウォーマー/
プロテクター付きレギンス
膝や腰部分にプロテクターが入っているレギンスです。転んでも体に入るダメージを和らげてくれます。初心者には非常におすすめのグッズです。
私も、初めてスノーボードに挑戦したときに購入しました。転んでもお尻や膝が痛くなりにくかったです。今でも重宝しています。
\プロテクター付き ロングタイプ/
スノーシューズ
スキー場に到着してから、スキー靴に履き替えるまで履く靴です。雪の上は運動靴だと滑りますので、底がでこぼこしている滑りにくい靴があると良いでしょう。
コロンビアのスノーシューズは特に性能が良くておすすめです。
\コロンビアのスノーシューズ/
スキーバンド
スキー板とストック(ポール)をつなげることができるバンドが売られています。板とストック(ポール)がバラバラにならず、運びやすいので便利です。お子さんでも簡単に運ぶことができますよ。
\便利なスキーバンド/
カイロ
寒い日にはカイロがあると安心です。貼るタイプのものをお腹や足元に貼ったり、貼らないタイプのものはポケットに入れたりして使います。
スキー学習の日のカバンはどうする?
スキー学習をしている間のカバンについても記載しておきます。こちらは学習に参加する子どもたちではなく、教員向けの内容となります。
まず、スキー学習中に背負うカバンはリュックサックかウエストポーチがおすすめです。体にしっかりと密着するものを選びましょう。
中には最低限のお金、スマートフォン、救急バッグなどを入れておきます。
スマホやお金がスキーウェアのポケットに入る方は、滑っているときにはカバンがなくても良いでしょう。ただし、スマートフォンを胸付近のポケットに入れたまま派手に転んでしまうと、肋骨の骨折などの原因になってしまうこともあります。転倒には十分に注意してください。
\コンパクトなリュックサック(防水タイプ)/
\ウエストポーチ(防水タイプ)/
子どもたちに関しては、スキー授業の間はスマートフォンやお金は必要ありません。お弁当が必要な場合は、お弁当を入れるカバンがあれば良いでしょう。
スキー学習の日のお弁当はどうする?
スキー学習でお弁当が必要な場合があります。
お弁当はスキー学習中は山の麓にあるスキー小屋に置いておけることがほとんどです。室内で暖房が効いていることも想定して、保冷剤を入れておきましょう。
スキーは想像以上に体力を使います。お弁当を食べた後にもスキーをする予定がある場合は、果物やゼリーなどで糖分を摂ることをおすすめします。また、一緒に飲むものはあたたかいドリンク(コーヒー、お茶、スープなど)が冷えた体には嬉しいです。
※ただし、持参可能な飲み物は学校によって異なる場合がありますので、心配な保護者の方は担任の先生に確認をしてみてください。
まとめ 体育のスキー学習(スキー授業)に必要な持ち物を紹介!服装やカバンはどうする?
この記事ではスキー学習の持ち物や服装についてまとめました。スキー学習の準備をする先生方や、保護者の方の参考になれば幸いです。
まとめ:体育のスキー学習(スキー授業)に必要な持ち物
- スキー学習の日の服装
ヒートテック
上半身:スウェットやハイネックの長袖Tシャツ(ロンT)またはジャージ
下半身:スウェットまたはジャージ
厚手の靴下
スキーウェア
帽子またはヘルメット
手袋
スノーシューズ
スキーバンド - スキー学習に必要なもの
スキー靴、スキー板、スキーストック、スキーゴーグル - あったら便利なもの
パスケース
手袋(薄手)
ネックウォーマー
プロテクター付きレギンス
カイロ - スキー学習の日のカバンはどうする?
リュックサックやウエストポーチがおすすめ - スキー学習の日のお弁当はどうする?
糖分やあたたかい飲み物を
安全で楽しいスキー学習になりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まつこ
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