こんにちは。元小学校教員のまつこです。
学級での「読み聞かせ」、皆さんはしていますか?
絵本の読み聞かせは子どもたちの発達にとって良い影響をあたえます。
それは赤ちゃんや幼児だけでなく、小学生についても同様です。また、学級で読み聞かせをすることで担任の先生との信頼関係も生まれます。
今回は小学校で「読み聞かせ」をする良さ(メリット)をまとめました。
この記事を読んで、ぜひ学級での読み聞かせを楽しんでみてください。
皆様の参考になれば幸いです。
こんな人におすすめ
- 初任の先生
- 学級での読み聞かせの良さを知りたい人
- まとまりのあるクラス、落ち着いた雰囲気のクラスをつくりたい先生
- 子育て中のママさん、パパさん
小学校で読み聞かせをする良さ
コミュニケーションの場になる
クラス全員で一冊の本を読むことで、先生と子どもたちとのコミュニケーションが増え、信頼関係が築かれます。
読み聞かせだけでなく、好きな絵本について子どもたちと一緒に話したり、先生のおすすめの本を子どもたちに教えてあげたりする活動もおすすめです。
想像力が育つ
お話を聞いて場面の様子を想像したり、物語の続きを考えたり…。
絵本を読むことで子どもたちの想像力が豊かになります。
集中力が高まる
静かな教室で読み手の声に耳を傾けながら一冊の絵本をじーっとみる時間は、子どもたちの集中力をぐっと高めてくれます。
落ち着いた雰囲気のクラスにしたい方はぜひ絵本の読み聞かせを習慣化してみてはいかがでしょうか。
授業参観や研究授業の直前などにもおすすめです。
感情が豊かになる
絵本の中に出てくる登場人物たちは、子どもたちが身近に感じられるキャラクターばかりです。
登場人物の気持ちに共感をしたり、ハラハラ・ドキドキしたりすることで子どもたちの感情も豊かになっていきます。
相手の気持ちを考えられるようになる
登場人物の気持ちに寄り添って
「自分ならどうする?」
と考えることで、相手の気持ちを考えられる優しい心が育ちます。
学級でトラブルが起きた時などにも、できごとと似たような内容の絵本をあえて選んで、子どもたちに読んでみるのがおすすめです。
絵本の内容を自分たちに置き換えて考えることができると、相手の気持ちへの理解がさらに深まります。
興味の幅が広がる
自分からは手にとって読まなかった本も、
読んでもらうと意外と面白かった!
と、そんな経験がある人も多いはずです。
さまざまなジャンルの絵本を読み聞かせることで、子どもたちの興味の幅が広がります。
語彙が増える
絵本を読み聞かせてもらうことで、知らなかった言葉にたくさん出会うことができます。
子どもたちはお話の流れや挿絵を通して意味を理解して、新しい言葉を自分のものにしていくのです。
読解力が向上する
語彙力がアップするのと同時に、絵本の読み聞かせは文章を正しく読み取る力もついてきます。
絵本を読み聞かせてもらっているうちに主語と述語の関係を理解したり、接続語や比喩表現なども覚えたりすることができます。
学習の導入やまとめになる
単元に関連する絵本を読み聞かせることによって、学習の導入やまとめになります。
たとえば、道徳の時間の最後に指導事項にかかわる絵本の読み聞かせをする、歴史の学習とからめて昔話や史実にまつわる話を読む、などが考えられます。
国語の作品の世界をより楽しめる
国語の物語教材を学習したあとに同じ作者の作品を読み聞かせることで、本教材への理解がさらに深まったり、作品への思いが高まったりします。また、授業にあたたかな余韻が残ります。
国語の授業と絵本の読み聞かせは相性抜群です。
まとめ
この記事では、小学校のクラスで「読み聞かせ」をする良さをまとめました。
まとめ:小学校で読み聞かせをする良さ
- コミュニケーションの場になる
- 想像力が育つ
- 集中力が高まる
- 感情が豊かになる
- 相手の気持ちを考えられるようになる
- 興味の幅が広がる
- 語彙が増える
- 読解力が向上する
- 学習の導入やまとめになる
- 国語の作品の世界をより楽しめる
この記事を読んで、「学級でも読み聞かせをしようかな」と思ってくだされば幸いです。
子どもたちにおすすめの読み聞かせ本はこちらにまとめてあります。学校図書館にある本ばかりですので、興味のある方はぜひ子どもたちと一緒に楽しんでみてください。
読み聞かせを通して、子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まつこ
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