こんにちは。元小学校教員のまつこです。
在校生(1年生から5年生までの子どもたち)が卒業生(6年生)に感謝の気持ちを伝える「6年生を送る会」。毎年2月末から3月にかけておこなう学校が多いのではないでしょうか。
この記事では「6年生を送る会」で披露する出し物のアイディアを学年別(低学年・中学年・5年生)で紹介します。皆様の参考になれば幸いです。
こんな人におすすめ
- 初任の先生
- 「6年生を送る会」の担当になった先生
- 出し物のアイディアを知りたい先生
「6年生を送る会」学年別の発表アイディア(1〜5年生) 17選
低学年
①ランドセルで「ありがとう」
ランドセルのふたの裏に画用紙を貼り、ふたのフックを開けた状態で順番におじぎをします。
おじぎをしたことでふたが裏返しになり、文字が出てくるという、小学校では定番の出し物です。定番ですが、これがかわいいんですよね。1年生の担任になったら一度はやってみたい演出のひとつです。
②全員での呼びかけ
お世話になった6年生との思い出を言葉で伝えましょう。4月から3月までの行事を振り返るとまとめやすいですよ。
【呼びかけの例】
ろくねんせいのおにいさん、おねえさん
そつぎょうおめでとうございます
にゅうがくしきのとき てをつないでくれて とてもうれしかったです
うんどうかいでは そーらんぶしが かっこよくて
きらきらかがやいてみえました
やすみじかんには こうていで たくさんあそんでくれてありがとう、、、
(続く)
③リズムに乗って思い出を発表
ドンドン(足)パン(手)のリズムで呼びかけをします
【リズム呼びかけの例】
(ドンドンパン、ドンドンパン)
6ねんせいに つれられて
ドキドキにゅうじょう にゅうがくしき!
にゅうがくしき!
たのしいげーむで もりあがり
たくさんわらった たてわりはん!
たてわりはん!
(続く)
低学年の子どもたちがリズムに乗って呼びかけている姿はとてもかわいらしく、聞いている側も楽しい気持ちになりますよ。
④歌
定番の歌の発表も、元気な低学年らしいものを選びましょう。
おすすめの曲
- 「ありがとうの花」作詞・作曲:坂田おさむ
- 「あおいそらにえをかこう」作詞:一樹和美 作曲:上柴はじめ
- 「くじらぐも」作詞・作曲:加藤旭
- 「校歌」・・・各学校の校歌もおすすめです。
1、2年生の音楽の教科書に載っている歌も、6年生が懐かしい気持ちになれるのでおすすめです。
⑤メダルのプレゼント
折り紙でメダルを作って、6年生一人ひとりにメダルをかけてあげましょう。縦割り班などで日頃からお世話になっている6年生に直接プレゼントを渡すことができると、1年生も嬉しいですよね。
人数が多い場合は、代表者が前に出て渡すという方法もあります。
⑥あいうえお作文
「ろくねんせい」や、学校の名前などであいうえお作文をつくってみましょう。
子どもたちから募集した6年生との思い出を作文の中に入れることができたらより素敵です。
【あいうえお作文の例】
ろくねんせい、の「ろ」!
ろうかで会ったときに話しかけてくれてありがとう!
ろくねんせい、の「く」!
くがつ(9月)に一緒に行った遠足、とても楽しかったね!
ろくねんせい、の「ね」!
「ねこ」になりきって踊ったミュージカル、とてもかっこよかったです!
(続く)
中学年
中学年は各クラスから実行委員を募って、発表の内容も子どもたちと考えるのがおすすめです。6年生に伝えたいこと(キーワードなど)も学年の子どもたちにアンケートを取るなどして募集してみましょう。
⑦6年生との思い出の替え歌
教科書に載っている歌などで替え歌を作ってみましょう。歌詞を大きく書いたものを前に掲げると、6年生からも歌詞がわかりやすいですよ。
教科書の歌以外には、「ドレミのうた」や「小さな世界」「さんぽ」など、多くの子どもたちが知っているメロディがおすすめです。
⑧元気いっぱいのダンス
ダンスは事前の練習が必要なので、低学年ではなく中学年がおすすめです。運動会などで6年生が過去にやっていたダンスに挑戦してみるのも良いですね。
⑨6年生に挑戦!
縄跳び、跳び箱、漢字、計算、学校にまつわるクイズなどで6年生と勝負をするのも楽しいですよ。
6年生にはいきなり挑戦をしてもらい、中学年の子どもたちはあらかじめ練習をしてから挑むとちょうど良いハンデになります。
6年生が勝っても負けても盛り上がります。最後は、6年生の担任の先生に挑戦してもらっても面白いですね。
⑩リコーダー
リコーダーを習ったばかりの中学年だからこそ、リコーダー演奏をするのもおすすめです。習いたての曲をやることで、6年生も「こんな時期があったな」と懐かしさが込み上げてくるはずです。
おすすめの曲
- 3年生の教科書に入っている曲
- 「笛星人」に入っている曲
- 「きらきら星」
- 「ゆうやけこやけ」
11.詩の群読・朗読
詩にのせて6年生への感謝を伝えましょう。全員で読む(群読する)もよし、マイクを使って代表者がしっとりと読むもよしです。
おすすめの詩を紹介します。
おすすめの詩
- 「あいたくて」工藤直子
- 「わたしと小鳥とすずと」金子みすゞ
- 「手のひらを太陽に」いずみたく
12.歌・合唱
中学年は子どもたちの発達の段階にあわせて「合唱」に挑戦してみるのも良いでしょう。サビの部分のみ2部構成になっている曲などもおすすめです。
おすすめの曲
- 「にじ」作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろたか
- 「はじめのいっぽ」作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろたか
- 「ハッピーチルドレン」作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろたか
- 「ありがとう6年生」作詞・作曲:ruriko
5年生
来年は6年生になる5年生。6年生ありがとうの気持ちと共に、「学校は私たちに任せてね」というメッセージを込めた発表をしましょう。
13.習字でメッセージ
会場で実際の紙と墨を使って文字を書いてみましょう。その場でパフォーマンスをすることで、緊張感とインパクトのある発表になりますよ。
14.合唱
5年生らしく、きれいなハーモニーを響かせましょう。
おすすめの曲
- 「Believe」作詞・作曲:杉本竜一
- 「夢をあきらめないで」作詞・作曲:岡本孝子
- 「ありがとう」いきものがかり
- 「YELL」いきものがかり
15.コントや漫才
お笑い好きな先生や5年生がいる場合は、「6年生といえば…」などのテーマでコントや漫才をしても面白いですよ。
声をしっかりと拾えるようにマイクを使ってゆっくりと発音しましょう。また、子どもたちが笑っている間は次のセリフを言わずに待つ、これも意外と大切なポイントです。
会場を爆笑の渦に巻き込むことができたら大勝利です。
16.ハンドベルや楽器演奏
楽器の演奏も高学年らしく、おすすめです。6年生の発表と内容が重ならないように注意しましょう。
おすすめの曲
- 「威風堂々」エドワードエルガー
- 「星に願いを」クリフエドワーズ
- 「上を向いて歩こう」坂本九
- 「小さな世界」ディズニー
17.インタビュー
6年生が過去にお世話になった先生方へ「6年生について」のインタビューをしてみましょう。転勤された先生方にもインタビューができれば、ちょっとしたサプライズにもなりますよ。
インタビューは事前におこなっておき、当日はその様子をまとめたムービーを放映します。
当日は会場にいる6年生の子どもたちや担任の先生に追加インタビューをするのもおすすめです。
まとめ
この記事では「6年生を送る会」で披露する出し物のアイディアを学年別(低学年・中学年・5年生)で紹介しました。
まとめ:「6年生を送る会」学年別の発表アイディア(1〜5年生) 17選
〜低学年〜
- ランドセルで「ありがとう」
- 全員での呼びかけ
- リズムに乗って思い出を発表
- 歌
- メダルのプレゼント
- あいうえお作文
〜中学年〜 - 6年生との思い出の替え歌
- 元気いっぱいのダンス
- 6年生に挑戦!
- リコーダー
- 詩の群読・朗読
- 歌・合唱
〜5年生〜 - 習字でメッセージ
- 合唱
- コントや漫才
- ハンドベルや楽器演奏
- インタビュー
皆様の参考になれば嬉しいです。
素敵な会になりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まつこ
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